第6回 学校保健実践研究会
保健学部教職課程運営委員長 大嶺智子
心配した雪もあがり、晴れ間ののぞく2月28日(土)に、八王子キャンパスにて第6回学校保健実践研究会が開催されました。総計124名が出席する中、基 調講演では、鳥海 永先生(元東京都養護教諭)から、エピソードを交えながら養護教諭としての視点や実践の意味を示していただき、加我牧子先生(国立精 神・神経センター精神保健研究所所長)には専門医のお立場より、特別支援教育において理解すべき基礎知識や支援のあり方についてご講演いただきました。卒業生の実践報告は3題(私にとっての大学院での学びと養護実践、小学校における保健学習の取り組み -5年間の授業実践-、複数配置 の保健室・一人体制の保健室)で、何れも子どもにキチンと向き合って日々仕事に励む様子が感じられ卒業生の活躍と逞しさを実感いたしました。在校 生にとっても多くのことを学んだだけではなく大きな刺激を得たことでしょう。引き続き行われた情報交換会では、学科および卒業年度・学年を越えての活発な 交流が行われ盛会裏に終わりました。教育現場の課題は複雑化・多様化しており、学校保健の活性化には保護者・関連領域の支援が不可欠です。多くの方々にご 参加いただけるよう努力して参りたいと存じます。本研究会は杏里会から補助金をいただき運営いたしました。心より感謝申し上げます。
参加者の声
実践報告を担当して
今回、「小学校における保健学習の取り組み -5年間の授業実践-」と題して実践報告をさせていただきました。卒業して5年、ともすれば「忙しい」だけで 過ぎてしまう日々の勤務の中で,努力して少しずつ積み重ねてきたことを、変わらぬ大学の教室で発表できたことを嬉しく思っています。これからも、子ども達 の心と体の健康ために力を尽くしてまいります。
最後になりましたが、このような機会を与えてくださいました先生方、関係者の皆様にお礼申し上げるとともに、在学生・卒業生同士が学び合えるこの貴重な会の更なる発展をお祈りいたします。