卒後教育実施報告 -平成28年度杏林大学保健師 0 Q 会-
この勉強会は、平成20年に立ち上げ、今年で8年目になります。月1回のペースで自主研修として実施し、今年度はこれまでに計10回行いました。参加者は1年間で延べ80名程度で、毎年保健師1年目のメンバーを迎えています。また、保健師への就職を考える在校生や卒業生の参加も見られ、実践を学ぶ場となっています。
この会では、事例検討、担当事業の振り返りなどをしています。最近では、事例検討が多くなっており、保健師が対応の困難さを感じたり、多種多様となった事例への対応方法等を参加者で話し合っています。
また、保健師0Q会はピアサポートの場でもあります。時には業務に取り組む中で生まれる疑問や不安、悩み等を共有する機会を持つこともあります。特に保健師1年目や転職して保健師として再就職した保健師は、自身が思い描いていた保健師活動とのギャップや不安・悩みを抱きやすい環境にあります。保健師0Q会に参加し自身が抱く不安・悩みを表出することで、他者と意見を共有することが出来、より保健師という仕事を理解することへつながっていると感じています。
平成20年に立ち上げてから8年目を迎え、杏林大学出身の保健師が様々な自治体に所属し、保健師ネットワークが広がっています。その中で保健師0Q会は自己研鑽の場をなっています。それぞれの職場は異なりますが、他の自治体の保健師活動の情報を得ることが出来たり、経験したことを一緒に考え共有することで、自らの仕事に活かすことが出来ています。今後も日々業務に追われる中で、保健師0Q会に参加し、保健師活動を頑張っていこうと思える会にしていきたいと思っています。
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