第18回杏林大学同窓保健師交流会

 暑さの厳しい6月、3年ぶりに同窓保健師交流会を開催することができました。32名の卒業生にご参加いただきました。この3年間、私達は初めての経験の中で、日々の生活をおくり、仕事を担ってきました。お一人おひとりが、公私ともに多くの困難があったと思います。その時間と経験の交流も含めて、対面で開催できたことをとても感謝しています。

 今回は、はじめて活動報告の時間を持ちました。保健所、保健センター、企業で働く卒業生4名が、COVID―19流行下の活動を報告くださいました。異なる場であっても、感染症の脅威を前にして翻弄される人々の健康と生活を衛る公衆衛生看護活動に尽力している仲間の存在を、皆さんも実感できたのではと思います。参加者からは、「経験を共有してくださったことで、有事の際の参考になるなと思いました。」、「どの機関も大変な中で、活動されていて、次の段階に入ってきているのだなぁと実感しました。」との感想がありました。グループワークでは、どのグループも話が尽きず、情報交換に花が咲きました。参加者からは、「様々な年代の方と話せたこと、世代が近いからこそ共通する悩みを話せたこと、どちらも有意義でした。色々な話を聞くことで、視野も広がりますし、雑談みたいになったりしても、大変だった思いを共有することができたのもとても良い時間だなと思いました。」との感想がありました。また、今回も塚原洋子先生にご参加いただき、卒業生「杏っ子」ブランド保健師が各地で活躍し、組織でのリーダー、それを支える中堅、さらにこれから成長する新任期の皆様それぞれが立場を超えて共有できることの意義を強く感じましたと、温かいメッセージをいただきました。

 それから、今回はkidsスペースも作ることができ、お子さんと一緒に参加いただいた方もおられました。第19回同窓保健師交流会は、2023年6月~7月を予定しております。次回、また皆さんとお会いでいる日を楽しみにしています。