第19回同窓保健師交流会を開催して
第19回同窓保健師交流会は、2023年7月1日(土)三鷹キャンパスで対面開催しました。27名の卒業生と保健師を目指している4年生6名、キャリアサポートセンターの方にもお越しいただきました。冒頭に大木幸子教授から、杏林大学卒業の保健師で就業をされている方の名簿は170名になり、全国各地で活躍している卒業生保健師のネットワークを増やしてほしいとの挨拶がありました。卒業生による「こども家庭庁発足をふまえた母子保健の組織体制」と、「産業保健分野における子育て支援」についての活動報告があり、活発な質疑応答が行われました。塚原洋子前杏林大学教授からは、「最近はすぐ切れて暴走する若者、引き籠もる人々、若年シングルマザーの虐待など、彼らの根底にあるものは何か?も考えながら、一人ではどうにもならない社会の仕組みを変えるために、ほんの些細な取り組みからでもよいので保健師として集団の力を出し、実践してほしいと思います。視野を広く、常に疑問も持ち、対象となる人々の健康課題に取り組んでほしいと願っています。」とエールがありました。卒業生の感想では、「同じく杏林大学卒業の保健師をされている仲間の皆さんが、これだけ幅広い世代・多くの分野でご活躍されていることを知ることができ、とてもうれしく思いました。」、「私自身の「働き方」についても考えさせられる内容であったので、業務の整理をしたり、家庭が回るような働き方を職場にも反映できるようにしたりしていきたいと思いました。」、「皆さんそれぞれ立場は違っても、対象者やその家族、関係者との関わりを大切に日々保健師として活動されていること、そして日々変わりゆく時代の流れを敏感に感じ取りながらの保健師活動の大切さを再確認させていただきました。」、「同窓会に参加する目的は、気流に乗る(保健師業界がどうなっているのか学ぶ)こと、気持ちのメンテナンスをすることで、私にはとても大切な作業であり、大切な場です。次回も参加したいと思います。」等、多くの感想がありました。
開催報告等が届いていない方は、ぜひ、anzukko@ksot.kyorin-u.ac.jpにご連絡をください。